刊行物
『中国の日系企業 蘇州と国際産業集積』
▼グローバル化する中国の日系企業▼中国江蘇省蘇州市に拠点を置く日本の製造業を対象に15年に渡って調査された研究の成果である。
『アジア的空間の近代』
▼知とパワーのグローバル・ヒストリー。▼19世紀半ば以降、ヨーロッパとアジアで主権国家の再編と資本主義化が同時並行的に発生し、近代的アジア空間が形成された。▼その裏で展開された「英蘭―東南アジア―中国―日本」という知とパワーのダイナミックな流れを読み解く注目の書。
『中国料理と近現代日本 食と嗜好の文化交流史 』
▼なぜ,日本で独自の進化を遂げ,これほどまでに浸透したのか?
中国料理をめぐる政治・社会情勢の変化に着目しながら,東アジアにおける食の文化交流の多様な軌跡をひもとき、新たな史実を究明する。
▼本書は,歴史学・文化人類学などの観点から,
ユニークに発展した日本の中国料理の特色を浮き彫りにし,さらに中国料理を通して見える東アジアの多様な文化交流とその社会的背景の変容を明らかにする。
『都市から学ぶアジア経済史 』
▼発展著しいアジアの経済史的変遷を、都市に焦点を当てて長期的に捉える。
▼香港、シンガポールといった中心都市だけでなく、プネー(インド)、台南といった周縁とみられる都市が歴史的に果たした役割にも注目。
▼アジア経済史を学ぶ際の副読本に最適。
『アイランドスケープ・ヒストリーズ
-島景観が架橋する歴史生態学と歴史人類学 』
▼大地とは異なる独特な景観を、文化人類学(ヒト)・地球科学(コト)・考古学(モノ)の立場から探る、超学際的な重層的対話の試み。
『現代中国の政治制度 時間の政治と共産党支配 』
▼中国共産党支配を支える制度はどのように形成され、持続、変化してきたのか?
▼現代の中国政治を構成する具体的な制度の変化に焦点を当て、歴史的要因を重視しながらそれらを読み解くことで、現代中国政治の現状を理解し、将来を展望する一冊。
NEW
『中国共産党の統治と基層幹部』
▼中国の統治の末端を担う基層幹部は、国家と民衆のはざまで、どのような役割を果たしてきたのか?
▼中国共産党の統治が続いてきたのはなぜか? 支配の末端を担う基層幹部の役割に焦点をあて、現代への連続性を探る試み。
NEW
『激動の朝鮮半島を読みとく 』
▼紆余曲折をたどる日韓関係や、容易に先が読めない北朝鮮の動向をどうとらえるべきか。
政治・外交安保・経済・社会の各分野の第一人者たちが、今後を見通す材料を提供する。
『対立と分断の中のメディア政治』
▼社会の対立や分断を活性化させたポピュリズムの興隆は、今日のメディア環境と「政治」との強い相互作用抜きには説明できない。
民主主義とメディアの現代的危機をもたらしている対立や分断の政治を生み出す条件や特徴を、日本・韓国・ インドネシア・ドイツの事例から明らかにする。
学際的なアプローチからメディアと政治の関係性に迫る共同研究の成果。
『台湾で日本人を祀る』
▼「台湾で日本人を神として祀る」という行為はなぜ成立しているのか。
▼台湾に現存するうちの49か所の祭祀施設(廟)の調査結果をもとに、その問いに迫る。
▼台湾の日本人祭祀を日本統治の肯定と結びつける風潮に対しても、歴史人類学の立場から論考を行う。
『素顔の現代インド』
▼巨大国家インドの最新の姿を先入観を捨てて読み解く入門書。▼海外を含めた第一線の研究者が、急速に変化するインドを多面的に紹介。
『毛沢東時代の政治運動と民衆の日常』
▼毛沢東時代、繰り返し展開されてきた政治運動に対して、民衆はどのように考え、どのように対応したのか?日記などのさまざまな一次資料を使って民衆の生の声を集め、今日につながる当時の基層社会の底流を探る。