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研究所について

所長挨拶

慶應義塾大学東アジア研究所所長
高橋 伸夫

 このたび、東アジア研究所所長の重責を担わせていただくことになりました。歴史あるこの研究所の伝統を受け継ぎ、さらに活動を活性化していくために、全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 本研究所が取り組むべき課題として、大まかに次の二つのことを考えています。第一に、時代の変化に合わせつつ、本研究所の特徴を踏まえながら研究活動の充実を図ることです。本研究所は、これまで中国と朝鮮半島をめぐる政治学的・歴史学的研究において強みを発揮してまいりました。しかし、本研究所の研究活動は決してそれらの学問分野にだけ、また東アジアという地理的境界のなかにだけ限定されているわけではありません。さまざまな学問分野の研究者を集め、またインドの台頭や、東アジアと東南アジア地域とのつながりの強化といった傾向を見据えながら、より拡大された視野のもとに東アジアの研究をより多様化したいと考えています。

 第二に、学内外および海外の研究者が、本研究所の活動に手軽にアクセスできる環境作りです。これまでも歴代所長の下で、ホームページやニューズレターの発信機能の強化、海外の諸研究機関との提携関係の樹立、定例研究会の開催などが図られてきました。この方向性を継続し、学内外および海外の研究者が有機的に絡み合い、互いに切磋琢磨し合える環境をさらに整備するとともに、それぞれの研究者の活動が本研究所とより密接にリンクしたものとなるよう、ホームページ、ニューズレター、メーリングリストなどのあり方を工夫していきたいと考えています。

 上記のいずれもが、長期にわたって取り組んでいかなければならない課題であり、すぐに成果が出るとは限りませんが、本研究所が新たなステージに向けて発展を続け、そのなかでさまざまな分野のアジア研究に携わる研究者がのびのびと活動できるよう、少しでも力になりたいと思っています。

 本研究所の運営は、多くの方々の熱意によって成り立っています。これまで研究プロジェクト等で本研究所の活動にご参加いただいた方々には、この場を借りて深く感謝申し上げます。皆様には、本研究所の活動への熱いご支援を、また活性化のためのアイデアとアドバイスを、そして何より研究所の活動への積極的なご参加を、心よりお願い致します。