×

INFORMATION

東アジア研究所・現代中国研究センター国際シンポジウム開催のご案内

(2013/12/15終了)

このたび東アジア研究所・現代中国研究センターでは、国際シンポジウムを開催する運びとなりました。皆様におかれましては、万障お繰り合わせの上ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
参加希望の方はお名前、ご所属、ご連絡先とご希望の会議名を明記のうえcccskieas@info.keio.ac.jpまでご連絡ください。
また、受付回答はいたしませんのでご了解ください。


◆テーマ:現代中国政治研究の方法論的諸問題
          ― 日本的特色をもつ新しい研究戦略を求めて
◆日 時:2012年12月15日(土) 13:00-17:00
◆場 所:慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-SEC Lab
  【交通アクセス・キャンパス案内】
   http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
     →キャンパスマップ【3】が東館です
◆使用言語:日本語、中国語、英語(同時通訳)
◆後 援:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構(NIHU) 地域研究推進センター
◆主 旨
 中国社会が大きく様変わりしたように、現代中国研究を取り巻く環境も大きく変化した。以前と比較して研究環境は開放的となった。私たちはこれまでアクセスが困難であった史料・資料を利用して研究することが可能となった。また、私たちは、これまでと比較して遙かに大規模かつ詳細なアンケートやインタビューを含むフィールド調査を実施するチャンスを手に入れた。こうした新しく、大規模なデータの出現は、現代中国研究に新しい研究手法の開発と導入を試みる必要性を高めている。アクセス可能な史料と資料の増大と新しい研究手法の模索は、中国研究に新しい研究戦略の導入を強いているのかもしれない。これまで創造もしなかったようなディシプリンと融合した、ハイブリッドな新しい中国研究の出現が求められているのである。
 こうした新しい中国研究のありかたを検討する必要性は、まさに日本の中国研究も直面している。従来の日本の中国研究は史料・資料を重視し、政治文化に対する丁寧な理解を基礎とした上に成り立っていた。中国に対する地理的な距離、文化的な距離の近さは、他国の中国研究と比較して圧倒的な優位性を誇っていた。しかし、世界はフラット化し、少なくとも日本の地理的な優位性は相対化している。加えて、新しい中国研究のありかたを検討しなければならないという潮流は、日本の中国研究に大きなインパクトを与えている。日本の中国研究は、誰から、何を学び、これまでの学術的蓄積と融合させながら、発展させてゆく必要性があるのだろうか。
 以上の問題意識にもとづいて、以下の海外の研究者を招聘し、本国際シンポジウムを開催する。

◆プログラム
12:30 開場
               総合司会:小嶋華津子(慶應義塾大学)
13:00 基調講演 
        高橋伸夫(慶應義塾大学現代中国研究センター長)
13:20 パネリスト報告
 仝志輝(中国人民大学農業与農村発展学院)
    「中国経験的中国政治研究:以農民抗争研究的困境与突囲為例」
 詹 晶(香港中文大学)
    "Studying Chinese Politics in Hong Kong:
            Resources, Methodologies and Prospects"
 王信賢(国立政治大学東亜研究所)
    「台湾中国政治研究的系譜:方法論与議題分析」
 Melanie Manion(ウィスコンシン大学マディソン校)
    "Using All the Tools in Our Toolbox?
            The Study of Chinese Politics by Western Scholars"
                    司会:加茂具樹(慶應義塾大学)

15:00 コーヒーブレーク
15:15 パネルディスカッション
16:50 閉会の挨拶
        国分良成(防衛大学校長)

ポスターは → こちら

◆シンポジウムでは、録音・映像による取材はご遠慮いただいております。
◆本シンポジウムはチャタムハウスルールに則り運営されます。
 プレスの方々が、講演者等の発言内容を引用される際には直接本人の
 了解をとってくださいますようお願い申し上げます。