「2010年度東アジア研究所講座」(慶應義塾創立150年記念)開講のお知らせ
前身の地域研究センター時代に「地域研究講座」として開催されてきたものを、2003年に東アジア研究所への改組に伴い名称を変更いたしました。原則として隔年に開催し、主に学生を対象とする講義形式の講座です。専門家による一連の講演は単行本として出版されます。
2000年度以降では「変わる東南アジア―危機の教訓と展望」、「21世紀とイスラーム」、「世界のなかの東アジア」、「東アジアの近代と日本」、「東アジアの民衆文化と祝祭空間」が開講・出版され、2010年度には「南アジアの文化と社会を読み解く」(担当:鈴木正崇 東アジア研究所副所長、文学部教授)が予定されています。
2010年度東アジア研究所講座
『南アジアの文化と社会を読み解く』
◆講座スケジュール◆ 開催日 講師名 職位 サブテーマ 春学期 第1回 5/12 小西正捷 立教大学名誉教授 インド 祈りの造形 -かたちから意味を読み解く- 第2回 5/19 三尾 稔 国立民族学博物館准教授 民衆ヒンドゥー教とは何か 第3回 5/26 宮本久義 東洋大学教授 インドの聖地と環境問題 -聖地バナーラスにおける信仰と生活をめぐって- 第4回 6/2 八木祐子 宮城学院女子大学教授 北インド農村の暮らしと変化 第5回 6/9 松岡 環 専修大学非常勤講師 インド映画の魅力 -世界一多い映画を生み出すパワー- 第6回 6/16 田中多佳子 京都教育大学教授 インド音楽の世界 -楽器に見る人々の「こだわり」- 第7回 6/30 辛島 昇 東京大学名誉教授 インド文化の多様性と統一性 -「ラーマーヤナ」とカレー料理を例として- 第8回 7/7 粟屋利江 東京外国語大学大学院教授 南インドのジェンダーとカースト -ケーララにおける変容を中心に- 秋学期 第9回 10/6 重松伸司 追手門学院大学教授 移民・聖性の移動・環境変化 -聖なる水、ガンガー・ジャルをめぐって- 第10回 10/13 山下博司 東北大学大学院教授 ヨーガの要諦とヨーガのグローバル化をめぐって 第11回 10/20 子島 進 東洋大学准教授 パーキスターンのムスリムと開発 第12回 10/27 外川昌彦 広島大学大学院准教授 バングラデシュの聖者信仰と世界遺産 第13回 11/10 澁谷利雄 和光大学教授 スリランカの民族問題と開発援助 -東部州を基点にしながら- 第14回 12/1 宮本万里 北海道大学 幸福を求める国ブータン 第15回 12/8 石井 溥 東京外国語大学名誉教授 流動するネパールあふれるカトマンドゥ盆地 掲載日:2010/ 3/12 更新:2010/ 3/12
全15回、水曜日5時限(16:30~18:00)開講
慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎1階517番教室
対象:学部生、大学院生、塾員、教職員、一般(入場無料)
ポスターはこちらお申込はお名前、ご所属、ご連絡先を明記のうえkieas@info.keio.ac.jpまでお知らせください。受付回答はいたしませんのでご了解ください。当日会場でのお申込も可能です。
スラブ研究センター学術研究員